米谷 彩子 よねたに あやこ

ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイに師事し博士号を取得したあと、米国、欧州で活躍。現在はフロリダで教鞭を取っている。ドロシー・ディレイ直伝の「自然な動きから美しい演奏を引き出し、個性を伸ばす」レッスンに絶大な人気がある。

楽器 ヴァイオリン
ジャンル クラシック全般
レッスン 特別、個人、室内楽・アンサンブル
対象者 小学生、中学生、高校生、音大生、音大卒業生、ヴァイオリン指導者、プロ演奏家、アマチュア
レベル 中級、上級

COURSE

※料金は税込表記です

特別レッスン

米谷講師はパールマンや五島みどりを育てたドロシー・ディレイ女史に師事し、ジュリアード音楽院やアスペンでサラ・チャンなど多くの逸材を指導してきました。米国在住ですが、年に3回来日し、「自然な動きから美しい演奏を引き出し、個性を伸ばす」方法で、熱心な指導を行います。

米谷 彩子 講師からオンラインでのレッスンをご希望の方は別途その旨をお申込みください。

マスタークラス

対象・レベル 演奏家を目指す小中学生、高校生、音大生、ヴァイオリン指導者、プロ演奏家からアマチュアまで。どなたでも歓迎です。
レッスン日 米谷先生は常時フロリダに滞在しておられ、年間に1~2回訪日され、マエストローラ音楽院でレベルの高い小・中・高・大学・音大卒業生を中心にマスターコースを行います。
ご希望の方は動画あるいはyoutubeをお送りいただき、予めお申込みください。

※レッスン日の2日前であれば日程変更が可能です。

※日程が合わない場合はその分料金はかかりません。

→キャンセル・変更について詳しく見る

レッスン時間 1時間
入会金 なし
レッスン料金 個人&デュオ(伴奏を含む)
16,500円

室内楽・アンサンブルレッスン
(3名以上)
レッスンでピアノを使用する場合には、通常ピアノレンタル料の半額にあたる金額をピアノ使用料として受講料のほかにご負担下さい。
19,800円

SITUATION

PHOTO

PROFILE

講師メッセージ

ヴァイオリンは、最初にある程度音が出せるようになるまでが難しいとされていますが、其れは弦の抑え方、弓の弾き方の具合などにより微妙な音の出し方が出来ることの裏返しなのかもしれません。また、ヴァイオリンは直接肌に触れ、骨を振動させるので、体の一部となって時には話しかけるように、時には歌うように、自分の心を表現出来る楽器だと思います。だからこそ、悪魔の楽器と言われるように、人の心を揺さぶるのでしょう。

私はジュリアード音楽院でパールマン、ミドリ、ギル・シャハンを初め数多くの名だたる世界的ヴァイオリンニストを育て上げたドロシー・ディレイ先生に師事しました。その後、引き続き先生が亡くなられるまで、私は先生のアシスタントとして、ジュリアードプレカレッジとアスペン音楽祭で、室内楽とテクニックを中心にサラ・チャンやその他の有名な演奏家を指導しました。私が翻訳した先生の伝記「天才を育てる―名ヴァイオリン教師ドロシー・ディレイの素顔」(音楽之友社)にはこの長年の先生との記憶が随所に生かされていると思っています。

私は現在、オーランドに有りアメリカ第二の学生数を誇る、セントラルフロリダ州立大学で音学部の教授として指導をしています。また、アメリカに限らず、ヨーロッパや中米でのリサイタルにも忙しい毎日です。従って、年に数回の日本国内演奏会に伴う帰国が限度の為、定期的には難しいのですが、師ディレイ先生のコンセプトに基づいた指導をして行きたいと考えています。先生から引き継いだ、無駄のない自然な動きから最も美しい演奏を引き出す、それぞれの個性を見抜き伸ばしていくという、レッスンをより多くの方に体験して頂きたいと思います。

主な経歴

「全日本学生音楽コンクール」小学生の部全国1位。NHK「若い芽のコンサート」、TBS「オーケストラがやってきた」に出演。

第50回日本音楽コンクール入選。

第29回海外派遣コンクール黒柳賞受賞。

神奈川県立湘南高校卒業後、ニューヨークのジュリアード音楽院に留学、パールマン、ミドリの師である故ドロシー・ディレイ教授に師事。

1993年日本人として初めてジュリアード音楽院ヴァイオリン科博士号を取得、本格的な演奏活動を開始。
1988年から2001年まで、ジュリアード・プレカレッジとアスペン音楽祭において故ドロシー・ディレイ教授の助手を務める。

1995年「スロバキア春の音楽祭」に招かれ、コシッチェ・フィルハーモニーとブラームスの協奏曲を共演、スロバキア各地でリサイタルを開き、音楽祭中で最も人気のある演奏家として絶賛される。

1998年再び招かれ、チャイコフスキーの協奏曲を演奏。2001年チェコで開かれたヤナーチェック音楽祭にスロバキア国立室内管弦楽団と共に招かれ、メンデルスゾーンの協奏曲を共演。その演奏はCDに録音されて。フロリダ公営放送局より「CD of the Month」特選盤に選ばれる。

1999年、アスペン・インスティテュートでバッハのシャコンヌを演奏、好評を得て以後毎夏招待される。その功績により、2006年アスペン・インスティテュートより、名誉クラウンフェローを授与される。

2001年ドロシー・ディレイの伝記「天才を育てるー名ヴァイオリン教師ドロシー・ディレイの素顔」を翻訳、音楽之友社から出版。2005、2006年、国際音楽コンクールの審査員として、カザフスタン共和国に招かれる。

2006年フロリダ州文化使節アーティストに選ばれ、日本、韓国、欧米各地でソロ、室内楽、レクチャーコンサート等幅広い活動を展開している。2008年CD「My Favourites」をヴィーナスクラシックよりリリース。

2012年「紀尾井シンフォニエッタ東京」のアメリカ公演ツアーに参加.2013年パナマ日本大使館主催により、「パナマと日本の友好」を記念してリサイタルを開く。

2013年フロリダの財団の寄付を受けて、ヴァイオリンとヴィオラを学ぶ学生のため「米谷彩子奨学金」が設立される。

現在、セントラル・フロリダ大学州立大学教授。「紀尾井シンフォニエッタ東京」のメンバー。2006年よりフロリダ・オーランドのポラセック美術館の音楽監督として、コンサートシリーズ“Ayako at Polasck”を続けている。2004年より、Marquis Who’s Who in Americaに名を連ねている。