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2025.07.28
マエストローラ音楽院の歴史

欧州の演奏家たちが喜ぶサロンの響き(2013年2月16日のブログより)

マエストローラ音楽院 創業オーナー&理事長の木下尚慈が、過去に綴ったブログを再編し、当音楽院の歴史と魅力や、在籍する講師陣の活躍をご紹介します。

 

(2013年2月16日のブログより)

 この写真は、昨年秋のある日、マエストローラ音楽院のサロンで練習するチェコ・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターと、弦楽器トップ奏者の皆さん。

 毎年一度は来日して、日本のピアニストと合わせたり、このような弦楽トリオやカルテットの演奏会をやっているのだが、その時に練習場所としてこのサロンをいつも利用している。

 

 サロンの響きに独特の特徴があるようで、ここが彼らのお気に入りの場所だ。ほかにザグレブ四重奏団や、ストラディヴァリウス合奏団、そして、最近は日本の著名な弦楽カルテットもこのサロンを利用してくれるようになった。

 

 独特の響きには理由がある。サロンの床には特別な桜の木の板が、コンクリートとの間に10cmほどの間隔で響くように敷かれており、サロンの壁や天井は音を反射させられるように、微妙にアレンジしているからだ。

 

 彼らが演奏を始めると、まるで一つの楽器のようにサロンの部屋全体が鳴りはじめるのが不思議。わたしは、居ながらにして素晴らしいコンサート・リハーサルが聴けるのです!
 皆さんもぜひ一度、弾きに来てください。