2024.11.25
コラム
「室内楽」「アンサンブル」ってなに?
1人での演奏は「ソロ(独奏)」といいますが、これに対し、2人以上で演奏することを「アンサンブル(=ensemble)」と呼びます。 フランス語で「一緒に」という意味です。オーケストラ(管弦楽団)のような大人数ではなく、もっと小規模な演奏団体を指す音楽用語です。
アンサンブルには「重奏」と「合奏」とがあり、重奏は各パートが1人ずつで構成される演奏形式です。 管弦楽器とピアノの二重奏、弦楽三重奏、管弦楽器の五重奏など、さまざまな組み合わせがあります。 これに対し、同じ楽器を演奏するメンバーのうち2人以上が同じ演奏を行うものを合奏と呼んでいます。
「室内楽」とは、もともと宮廷の広間(chamber)で演奏された音楽が語源で、「チェンバーミュージック」とも呼ばれています。 いろいろな定義がありますが、一般的には10 人くらいまでの少人数による重奏や合奏のことを指しています。
マエストローラでのレッスンには、「室内楽」のほかに「弦楽合奏」や「チェロ アンサンブル」「ギター アンサンブル」があります。 弦楽合奏はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなどの弦楽器による演奏です。 また、チェロ アンサンブルはチェロのみ、ギター アンサンブルはギターのみの重奏や合奏のことを指しています。 そのため、ピアノや管楽器が加わることもある「室内楽」とは呼び方を別にしています。